接点シート その1:回路の引回しの方法

メンブレンスイッチは、上下接点シートに印刷された導電インク(銀ペースト、カーボン)によって電気を導通させます。
この導電インクの引回しには2種類あります。

種類 イメージ画像 詳細
1コモン 表面シート スイッチ1つにつき、1つのピンが必要になります。
また、もう1本グランドのピンがつくので、ピンの数は「スイッチの数+1」となります。
マトリックス 上部接点シート ポリエステルフィルムに1本のピンを、いくつかのスイッチに共通して使います。
左の例では、3×4のマトリックス(12キー)に対しピンの数は7本となっています。
マトリックスの方が1コモンよりピン数を少なくできます。
このためスイッチの数が多いときや、引き回しの面積が狭いときはマトリックスの方が適しています。導電インク(銀ペースト、カーボンペースト)を印刷してあります。